従来の天然ワックスと天然オイルでナチュラルリップスティックを作ろうとすると、高温でリップスティック表面にオイルが滲み出る「発汗現象」が起こり問題となります。一度発汗を起こしたリップスティックは斑点のようなシミが残り、外観の美しさが著しく損なわれてしまいます。この発汗を抑制するテクニックとして、以下の3点が挙げられます。
Point 1 リップスティックの体積を決める構造が発汗を抑えたい目標温度より高温で完成するよう処方を組む
Point 2 金型等は予め加温し、流し込み後は目標温度までゆっくり放熱する
Point 3 目標温度より高い温度で構造を作り体積を確保するワックスを使用する
今回我々は、Point 3 に有効な100%自然由来のワックスをご提案いたします。